• 自然療法士とは?(はじめての方へ その3)

    自然療法士とは、英語でナチュロパス(naturopath)と言います。自然療法士(ナチュロパス)は、自然療法を使う専門家で、一言で言うと、身体と心の不協和音を調律する「調律師」のような人のことです。

    今回は、自然療法士とは?をご説明させていただきます。

    ナチュロパス(自然療法士)は、「クライアントさんの全容を把握し、根っこの原因を探す作業をする」と、前回記事で紹介しましたが、そのため、多岐に渡り様々な事を4年程かけてじっくり学びます。

    前回の、自然療法とは?については、こちら

    自然療法医学校のカリキュラム

    以下に挙げる科目は、一般的に自然療法医学校のカリキュラムに組込まれているもので、そのほかにも学校によっては、選択で他の講座も受けたりします。私は、その機会を使い、元々スポーツトレーナーを目指していた事もあり、スポーツ栄養学を学びました。

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    ・解剖生理学
    ・化学、生化学
    ・生薬学、薬理学
    ・病理学
    ・植物療法
    ・ホメオパシー
    ・栄養学
    ・バッチフラワー
    ・カウンセリング
    ・虹彩学
    ・レメディアルマッサージ・スウェディッシュマッサージ
    ・リンパドレナージュ
    ・救急処置

    など

    このような学びを経て、メディカルハーブ、サプリメント、食事やライフスタイルの改善、アロマセラピー、ホメオパシー、カウンセリングなどの自然療法で使う「調律術」に精通する事ができ、これらのモダリティを最適な形に組み合わせて、さまざまな乱れがなくなるように導く専門家となれるのです。

    自然療法士の評価方法

    自然療法士は、クライアントの健康レベルを把握するテクニックとして、「ナチュロパシー・アセスメント」という評価方法を使います。この方法により、クライアントの現在の健康状態を知り、どこに根本原因があるのか、また、どんなことで誘発されるのかなどを確認します。

    自然療法士のコンサルテーション

    その後はクライアントと2人3脚で進めていきます。
    クライアントの健康状態を整えられるのは、他人でもなく、自然療法士でもなく、クライアント本人だけ。自然療法士はそのサポート役です。クライアントが何をすれば良いか、その理由は何か?などが分かるように、自然療法士は、クライアントの身体の状態やその背景にある事柄、関連する身体の仕組みなどをレクチャーします。コンサルテーションは、クライアントがこれからどう軌道修正すればよいかを知る為の、いわばマンツーマン授業で、自然療法士は、家庭教師のような存在なのです。

    ※教育には色々なレベルがあり、国により異なります。オーストラリア国内でもレベルは様々ありますので、今回は信頼のある協会認定のナチュロパスのカリキュラムに絞ってお話しています。

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