• これからの季節に不足しがちな栄養素 ビタミンD 気をつけるべき点と効果効能

    少しずつ涼しくなってきて
    秋を感じるようになりましたね

    秋から冬にかけて、
    気をつけないといけないのがビタミンD不足

    ビタミンDは
    不足しがちなビタミンとして
    最近特に言われるようになりましたが、
    日光に当たることで作られるビタミンDは、
    これから秋・冬と日が短い季節は
    注意が必要です

    ビタミンDは春・夏の日の長い&強い間に
    皮膚から摂取して、体内に蓄えられて
    外からの供給が難しくなる秋・冬に備えます

    夏の間はしっかり作られているビタミンDですが、
    日差しが少なくなるこの時期から、
    普通に摂取出来ている方でも
    体内の量が減ってくる栄養素です

    ビタミンDの体内のレベルが
    一番高いのが8月あたりで
    一番低いのは2月あたり
    冬の間は体内の貯蔵庫から取り出して使うのですが
    これは、
    ビタミンDの体内レベルが足りていれば
    このままで問題ないお話なのですが
    春・夏(特に夏)にレベルをあげきれなかった場合
    問題が起こってきてしまいます

    ビタミンDは脂溶性のビタミンなので
    体内にある程度貯蔵されて
    すぐに問題が露呈することはないのですが
    数ヶ月経ってくると
    不足しはじめる、ということが起こってきます
    これは、
    夏にある程度しか貯蔵出来なかった場合や、
    夏の時点で、摂取出来ていなくて既に不足していた場合などは、
    秋・冬はさらに枯渇していくという事態になってしまいます

    Vitamin D written in the sand

    そもそも
    ビタミンDってどんなビタミンで、
    なんで必要なんだろうか?

    ビタミンDは
    簡単にいうと、
    カルシウムを身体に吸収するのを助けてくれる働きをするビタミン
    カルシウムといえば、
    骨に必要な栄養素、ですね
    でも骨は、
    一度作られて終わりではなくって、
    実は
    壊されたり、作られたりを繰り返しているもの
    ビタミンDは、
    その常に行われる営みにも欠かせない栄養素なのです

    そのため、
    骨の石灰化の正常にしたり、
    骨の成長を促したりするのに、
    必要な栄養素
    ということで、
    骨の健康が気になる方や
    骨粗鬆症や骨軟化症など骨の疾患の予防に使われるビタミン

    お子様の成長が止まってるなぁという時
    それから、
    歯にも書かせない栄養素なので
    「虫歯になりやすい・・・」
    「歯はあんまり自信がないんだよなぁ」なんていう方は
    もしかすると、
    ビタミンD不足を疑ってもいいかもしれません

    また、ビタミンDは
    免疫機能にもかかせないビタミンで
    冬の時期の感染症へのかかりやすさと
    ビタミンDの不足との関連が言われたりもしています

    うつや
    季節性情動障害(SAD, seasonal affective disorder)
    (冬季うつとか季節性うつ病などとも呼ばれます)
    などの患者さんは不足している方が多い栄養素です

    昔はおざなりにされていたビタミンDだったのですが、
    免疫への影響、がんなどへの働き
    うつなどのメンタル系への働き
    また、
    重金属の排泄にも関わることが
    分かってきた近年は
    様々な国でビタミンDの不足の程度を調べる
    ということがなされています
    その昔は、
    日差しの強いオーストラリアでは
    まったく問題ないだろうという認識だったので
    それこそ、
    私が自然療法学校で、栄養学を習った当時は、
    ビタミンDの部分は、「さらり」と進んでいった感じだったのですが、
    最近では、日差しの強いオーストラリアですらも
    不足が課題になっていることが分かり、
    ビタミンDのサプリメントも多く出回るようになりました
    これには、
    皮膚がんを予防するためのキャンペーンとして打っていた
    日焼け止めの啓蒙活動が一役かってしまっていて、
    逆に今度はビタミンDの不足を招いてしまった
    形になっているのですが

    ちなみに、
    北半球のアメリカを例にとると、
    こんな結果が出ています
    アメリカの大人・子供の、実に32%もが、
    ビタミンDが不足しているという驚きの結果
    (アメリカ疾病対策予防センター(CDC))
    しかも、
    この時使用した数値は比較的低めで、
    有識者からは、最適な数値でなかったとの声も上がっているほど。
    と、いうことは、
    もっと不足している人が多い可能性があるということ

    私は
    日本人のビタミンDレベルは
    もっと深刻なのではないかなぁと思っています

    次回はこの続きから♪

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