私の職業「ナチュロパス」は、直訳すると「自然療法士」。
でも「自然療法士」と言ってもいまいちピンと来ませんね。
自然療法士は、自然療法を使う専門家なのですが、ではそもそも「自然療法」っていったいなんだろう?
まずは、この部分のお話からスタートです。
前回のナチュロパス・ネイチュラの行うナチュロパシーについては、こちら
自然療法では、一般的に以下にあるようなモダリティ(※)を使ってその人のウエルネスに導くお手伝いをします。
・メディカルハーブ(別名:植物療法、ハーブ療法、薬用ハーブ)
・栄養療法(サプリメント、食事指導)
・ホメオパシー
・フラワーエッセンス(バッチフラワー、オーストラリアン・ブッシュフラワーなど)
・アロマセラピー
・カウンセリング
・マッサージ(レメディアルマッサージ、スウェディッシュマッサージ) など
ここにあげた療法は、オーストラリアの自然療法士が一般的に学び・使うモダリティ。
実際には、国によって、また、自然療法士によって、使うモダリティは異なります。また、国や療法士で異なるだけでなく、クライアントのその時の状態や状況によっても使用するモダリティは異なり、都度ベストなものを組み合わせていきます。
いづれの手段を使う場合も、共通している特徴があります。
自然療法の1つ目の特徴は、「根本原因を探る」という点。
こんなことをチェックしていきます。
これを可能にしているのが、「ホリスティックにその人を捉える」という考え方。自然療法の基本的な考え方の1つです。
ホリスティックにその人を捉えるということは、悩みのある部位だけでなく、その人の身体全体、そして身体と心の関わり、その全てを包括的に捉えるということ。この部分は、また次の記事で詳しくご紹介していく予定です。
自然療法のもう1つの特徴は、健康に焦点をあてている点。
「どう病気を治すか?」というところに軸を置かず、「どうしたらより健康になるか?」というところに焦点をあてています。
言い換えると、病気が無い状態を目指すだけではなく、病気じゃないけれど何だか優れなかったり、疲れやすかったり・・・など、そんな状態を解消して、自分の一番良い姿を実現してくれる、という特徴を持っています。これが、自然療法が予防医学を得意としている所以。
より健康になるにはどのようにすればよいのか?
これを軸にしながら、長年伝統的に使われ、培われてきた知恵とEBM(エビデンスベイスドメディスン/科学的根拠に基づく医療)として立証された方法の両方からアプローチしてバランスを整えていくのが自然療法です。
自然療法は、言うなれば身体と心のバランスを整えて、維持していくための知恵の結晶。病気になる前に、未病の段階から取り入れる事が出来る健康・美容テクニックなのです。
次回は、自然療法士とは?をご紹介いたします。
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